. . .

エリザベス女王杯(G1)

◎[6]🐴ノームコア
◯[8]🐴センテリュオ
▲[14]🐴サトノガーネット
△[18]🐴ラッキーライラック
△[17]🐴エスポワール
△[13]🐴サラキア
注[4]🐴ソフトフルート
注[15]🐴ウラヌスチャーム

オッズが表す通り大混戦で荒れ要素もありそうな1戦。今回からしばらくは阪神2200で行われるエリザベス女王杯。参考になるレースも少なく、データも紐解きづらい。血統ならやはりディープインパクト産駒だが、スピード指数を重視しつつ、今年は宝塚記念と同様の紐解きをしてみたい。

宝塚記念の紐解きは「牡馬ディープインパクト産駒ではない かつ 6歳以下 かつ 下記の条件を満たす馬」
1.父と母父にサンデー系を持たない馬
2.父が欧州系かつトニービン系を持つ馬
3.下記のいずれかor複数の系統を4Lに持つ馬
 →トニービン系、ボールドルーラー系、スタミナ型ネヴァーベンド系、ヌレイエフ系
4.480kg未満

これに該当するのは
・ノームコア(ハービンxクロフネ、前走468kg)
・ウインマリリン(ロベルトxミスプロ、前走464kg)
・サトノガーネット(サンデー系だが母父フェアリーキング≒ヌレイエフ、前走440kg)
・ロサグラウカ(欧キングマンボxクロフネ+トニービン、前走466kg)

ぎりぎり480kgなら
・エスポワール(トニービン、前走480kg)
・リュヌルージュ(ミスプロxマイバブー、前走480kg)

が該当する。これらのデータと今の馬場傾向を鑑みて印をつけた。本命に推すノームコアはスピード指数TOPかつ、宝塚記念の紐解きに条件一致する。ハービンジャー産駒は過去5年では同条件で1勝もしていないが複勝率は30%近い。重馬場ではあるが半妹のクロノジェネシスが宝塚記念を制していることから母の血に不安は無いと思える。加えてノームコアは高速馬場だったヴィクトリアマイル、安田記念などでも好走しており、今の阪神の馬場はマッチしそうだ。阪神2200は内回り先行有利で割とスタミナレースになりやすい。課題は距離になりそうだが、ハービンジャー産駒のパワーとスタミナに大いに期待したい。

穴候補は数頭いるが1番期待するのは14サトノガーネットだ。展開次第になると思うが、末脚はG1馬にも引けを取らないキレがあるし、血統背景は長い距離をあまり苦にしないタイプ。当馬の母父父はフェアリーキングだが、フェアリーキングはサドラーズウェルズの全弟にあたり、母母はSpecialとなる。しかしこのSpecialはヌレイエフの母でもある。俗に言うサドラーズウェルズ=フェアリーキング≒ヌレイエフという図式だ。このヌレイエフは宝塚の好走パターンに合致するし、馬体も440kg台なら積極的に買って損はない。前があれよあれよと沈んでいく中で後方一気ズドンに期待したい。
(ディープインパクトとブラックタイドのような関係がわかりやすいかもしれないが全兄弟=全く一緒ではない点には注意したい。)

福島記念(G3)

◎[3]🐴バイオスパーク
◯[12]🐴マイネルサーパス
▲[9]🐴ヴァンケドミンゴ
☆[7]🐴テリトーリアル
△[6]🐴アドマイヤジャスタ
△[11]🐴ウインイクシード
△[15]🐴ドゥオーモ
注[16]🐴レッドローゼス
注[5]🐴ワセダインブルー

福島記念は過去5年を見ても、サンデー系はスタミナタイプかディープインパクト系。そして次点に欧州血統というデータが浮かぶ。AIの本命は函館記念に同じく3バイオスパークだ。スタミナタイプのサンデー系であるオルフェーヴル産駒で福島と相性の良いステイゴールド系統。かつスピード指数TOPという点を素直に評価する。

対抗以下も欧州血統とスタミナタイプのサンデー系が中心。対抗のマイネルサーパスは父アイルハヴアナザーでアメリカン血統だが、父母父にロベルトを持ちタフな流れに強く福島巧者の点を評価している。

オッズが表すとおり大混戦で、平坦コースのスタミナ勝負、ジリジリ追い上げる脚に期待してみたい。函館記念のようにバイオスパークとアドマイヤジャスタのもう一丁があってもおかしくなさそうなレースだ。