目次
トップナイフ
父デクラレーションオブウォーはダンチヒ、ノーザンダンサー系で
母父Rahy、ブラッシンググルームで平坦京都の相性は非常に良いし、Gone Westでスピードのノビもある。
母系にスピニングワールド、バンブーアトラス(ダービー馬)、
ワンスウエド(オペラオーの母)でここにもブラッシンググルームがいるのが◯
札幌記念は、ジャックドール、シャフリヤール、ダノンベルーガなどを破って2着と見れば価値は十分だが
道悪適正の有無で順位が分かれたとも言えるしレースレベルの評価は難しいが
血統背景と枠や自在性を考えると、ここも十分馬券になっておかしくないだろう。
ウインオーディン
近年の菊花賞裏ローテである新潟の条件戦を使って菊花賞への参戦プランだったと思うが
その条件戦である阿賀野川特別をリビアングラス相手に取りこぼし
次走のセントライト記念は終始外を回らされた結果だが、
それでも同じ外を回らされたソールオリエンスと0.6秒離されているので血統云々の前に買わなくて良い。
シーズンリッチ
ドゥラメンテにハーツクライでサンデーの3×3、トニービンの4×4というクロス持ち
毎日杯でノッキングポイントに勝っているし枠的にも面白い存在だが
ダービーも神戸新聞杯でスローで先行して粘れず失速したことを考えると
おそらくスローはダメで前半が流れた方が良いはず。
自ら逃げ馬をつついて早くする技量があれば超大穴の存在にはなり得なくはないが
サンデーの3×3はマイラーに出やすいし、トニービンのクロスがあるとはいえ基本的には買わない方向としたい。
ダノントルネード
ハーツクライに豪州血統で、母父父父がフェアリーキング≒サドラーズウェルズで
母系にロベルト、インリアリティ、カロを持ち、スピードやパワーを補完できている。
上がりの早い競馬はおそらく大丈夫だろうが、今までの戦績と前走の日本海Sを考えると
この馬にとっては、流れが早いレースになると先行して厳しい展開になるだろう。
この枠だし内に潜って位置は取れると思うので、先行せずに4角10番手あたりまで溜めれるなら面白い存在になりそう。
パクスオトマニカ
ヴィクトワールピサにディープインパクトでサンデーの3×3クロス
父は有馬記念の勝ち馬だし、父父ネオユニヴァースもクラシック戦線では活躍した馬だが
前走にダートを使ったあたり、芝に一定の見切りをつけたように見える。
そのダートも後方から伸びあぐねたように適正がイマイチで、
ダービーはハナを切って沈んだ事も考えると距離が合わないように思える。
この馬にリビアングラスがふっかけてテンが早くなりそうなレースになりそう。買わない。
リビアングラス
ウインオーディンの項でも触れたが、菊花賞の裏ローテ参戦で
父キズナという血統背景も有り、面白い存在だが
春の京都新聞杯ではサトノグランツ、ダノントルネードに刺されて負けたことを考えると
阿賀野川特別のレベル自体が高くなかったことを考慮すると馬券に入れる存在とは思えない。
タスティエーラ
父サトノクラウンにマンハッタンカフェなので母系は京都とマッチするが父系は未知数。
サトノクラウンといえば道悪なら◯のイメージが強いし、
重馬場の皐月賞を先行して前崩れの中粘って2着は負けて強しだったと言える。
母父マンハッタンカフェも瞬発力が強いタイプとも言えるし、
母系にフレンチデピュティ、クラフテイワイフなどのスピード配合が垣間見える。
スタミナタイプの馬ではないが、重馬場をこなせるスピード馬と見ると
実力は相当に高く、今年の菊花賞はレベルが低いのを考慮すると十分勝ち負けになる。
サヴォーナ
神戸新聞杯は勝ちに等しい内容だったがサトノグランツの実力が1枚上だった。
しかしながら秋に入ってからの状態の良さはおそらく本物。
血統背景は父キズナにスニッツェルでストームバードのクロスもあるので
本質的にパワータイプと見るより、高速馬場のほうが良いスピードタイプだろう。
春は青葉賞を負けたが、2400m戦を4連戦していたことを考えると少しローテに無理があったようにおもうので見直せるが
菊花賞は馬場が渋らないほうが買いやすい。
ノッキングポイント
新潟記念から参戦する珍しいローテーションだが新潟記念は54キロという斤量に恵まれた。
ダービー5着馬だし一定の評価を与える必要はあるが、モーリスにチェッキーノだし血統的に京都の3000は合ってない。
マイネルラウレア
ゴールドシップにロージズインメイで、母系にミスプロ、ブラッシンググルームなどを持っていて
血統的には合いそうな気がしなくもないが、少頭数スローのレースしか勝った経験が無く
多頭数スローは惨敗している点を考えると、もしかしたら序盤が流れるほうが良いかもしれない。
鞍上が直前まで決まらなかったのはタスティエーラに乗るモレイラ騎手の保険に指名されていたのではないかと思う。
(騎乗経験のあるレーン騎手は乗れず、松山騎手はハーツコンチェルトへ、福永騎手は引退している。)
ペースと馬場次第では買うが血統的には道悪のほうが良いだろう。
サトノグランツ
サトノダイヤモンドにデインヒルで、スタミナxスピードなのは評価出来る。
母父母父父がヴィエナだしスタミナは保証できるが、この馬は完全に持続ロンスパ型
下り坂から一気にロングスパートしてカットされるときついがカットされなければ勝ち負けまではある。
ハーツコンチェルト
母父アンブライドルズソングはコントレイル、トーホウジャッカルと勝ち馬を出しているし
基本的に京都外回りの適正は高いが、馬自体が瞬発力タイプなので馬場が合うか微妙で京都の3000という点でマイナス。
高速馬場の東京中距離なら率先して買いたいが、京都のここは馬場をよく見たい。
サヴォーナと同様に菊花賞は馬場が渋らないほうが買いやすい。
ナイトインロンドン
グレーターロンドンにメジロマックイーンで、ディープxマックイーンという見方をすると
京都の適性が無いとは全く言い切れず、芝2400以上で3連勝した点を考えると能力は高い。
開催の進んだ東京コースで、古馬相手に前半37.7、勝ちタイム2:24.9と
今年のダービーより勝ちタイムが1秒早い点を考慮すると前走は参考外に出来るレベルで能力は高いだろう。
グレーターロンドン自体は長距離馬を出すタイプではないが、母系と実績から買いたい。
ソールオリエンス
キタサンブラックにモンジュー、サドラーなので普通に長距離は合いそうではある
だが母スキア(Motivator)はディープとの配合でヴァンドギャルドを出したように
本質はマイラー配合でGoneWestにデインヒルだし、他の血を見ても普通にスピード配合要素が強い。
今年の菊花賞はレベルが低いので馬券になる可能性はあるが、本質がマイラーなら取りこぼす可能性も十分にある。
スローなら馬券になりそうだが、流れたら取りこぼすと見たい。
ダービー、セントライト記念を勝てなかった点も疑問視したいし、このオッズなら頭からは買いたくない。
ファントムシーフ
ハービンジャーにサドラー、デインヒルで、デインヒルの3×3なので長距離じゃなくて完全に中距離。
騎手で人気するはずだが、母父が米国サドラーなので京都は怪しいし距離適性には疑問が残る。
神戸新聞杯を逃げて逃げ残ったがおそらく距離はここが限界だろうと見る。買わない。
ショウナンバシット
シルバーステートにメダグリアドーロで、サドラー、GoneWest、デピュティミニスター
ディープにスタミナパワー持続力という配合で軽い馬場は苦手なタイプだろう
前走上がり33.2で追い込んだのは評価出来るし勝ち馬と0.4秒差なので
まだ悲観的になるような差ではないが、良馬場だと買いにくく、渋った馬場で逆転を期待して買いたい。
ドゥレッツァ
ドゥラメンテにモアザンセイクリッド、デインヒルで豪州血統だが
ドゥラメンテなのでトニービンもあるし、母父母父がウッドマンでパワー有り
母母母母父がラインゴールドなのでスタミナの血もある。
問題は京都との相性で、京都の菊花賞はキングマンボ、キングカメハメハ系は
あまり馬券になっていないので、買っても抑えまで。もう少し京都適性の血がほしい。
未勝利時代にサトノグランツに勝っている点をどう捉えるか悩ましい。