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フリーコラム:有馬記念2025を考える

有馬記念はまず、東京・良馬場・2400mの実績がある程度ある馬が買いやすいレースです。
直近5年を見ても、特にオークス・日本ダービーの実績馬が安定して好走しています。

もうひとつ重要なのが、有馬記念と天候(降雨)の関係です。
開催日の当該週に雨が降ったかどうかで、馬場状態は大きく変わります。

馬場が軽くなるのか、タフになるのかで、好走する馬のタイプもはっきり分かれます。


■ 2024年(昨年)

平均降水量/h:0.01mm(期間合計:1.80mm)

当該週に一瞬だけ雨が降った程度で、全体としては非常に雨の少ない2週間でした。

時計の出やすい馬場となり、
勝ったレガレイラ(ダービー5着)、2着シャフリヤール、3着ダノンデサイル(ダービー馬)と、
東京2400mの実績馬がそのまま結果を出した年です。

■ 2023年

平均降水量/h:0.08mm(期間合計:28.60mm)

当該週に雨はなく、こちらもかなり雨の少ない2週間でした。

時計の出やすい馬場で、
勝ったドウデュースはダービー馬。
2着スターズオンアース(オークス馬)、3着タイトルホルダーも東京実績があり、
クラシック実績が素直に反映された年です。

■ 2022年

平均降水量/h:0.09mm(期間合計:32.20mm)

2週間の雨量自体は少なめでしたが、当該週には複数回の降雨がありました。

その影響で馬場はややタフになり、
逃げ馬不利・差し馬有利の展開が発生。

勝ったイクイノックス(ダービー2着)は例外ですが、
2着ボルドグフーシュ、3着ジェラルディーナはいずれも東京実績はありません。

2着は菊花賞ローテ、3着は大雨のエリザベス女王杯ローテ。
タフな馬場をこなせるかどうかが結果を分けた年でした。

■ 2021年

平均降水量/h:0.08mm(期間合計:27.90mm)

この年も開催週に雨が降っています。

馬場はやや時計がかかり、
2022年と同様に差し馬有利の流れ。

勝ったエフフォーリアはダービー馬。
2着ディープボンド、3着クロノジェネシスはいずれも、
速い馬場よりタフな馬場を得意とするタイプです。

■ 2020年

平均降水量/h:0.00mm(期間合計:1.20mm)

雨は全く降っていません。

ただし、前半1000mが1分0秒2というスローペースになり、
結果的には時計のかかる決着となりました。

上位に来たのはクロノジェネシス、フィエールマン、サラキア。
クロノジェネシスとフィエールマンは東京2400mの好走馬で、
サラキアも阪神2200m(エリザベス女王杯)で好走しています。

阪神・良馬場・2200mで走れる馬は、有馬記念ともリンクしやすいといえます。


■ 今年、買いやすい馬の条件

  • 開催週に雨が降っても、降らなくても対応できる
  • 東京・良馬場・2400mの実績がある(特にダービー・オークス)
  • 阪神・良馬場・2200mでの好走歴がある

■ 該当馬

  • サンライズアース(ダービー4着)
  • ダノンデサイル(ダービー1着)
  • シンエンペラー(ダービー3着)
  • レガレイラ(ダービー5着)

次点はミュージアムマイル(ダービー6着)まで。

この中では、状態が戻っていればシンエンペラーが穴候補になります。

タスティエーラもダービー馬ですが、当時は時計の速い決着ではなく、今回の条件とはややズレます。
ジャスティンパレスも実績は十分ですが、有馬記念を連続で好走できていない点から見送りたいです。


■ 開催週に雨が降った場合

馬場が重くなった場合、血統的に押さえたいのは以下の馬です。

  • アドマイヤテラ
  • メイショウタバル
  • エキサイトバイオ(除外対象)

ただしメイショウタバルは、ミステリーウェイより内枠に入らないと逃げ切るのは厳しいかもしれません。
アドマイヤテラはジャパンカップでの空馬の影響と、秋3戦目のローテーションが気になります。

■ 印

レガレイラ
ダノンデサイル
シンエンペラー
サンライズアース
ミュージアムマイル
アドマイヤテラ
メイショウタバル

※雨印は、当該週に雨が一定量降ったら買い足すということで。


そしてダイユウサク狙いで大穴エルトンバローズ
ディープインパクト×ブライアンズタイム×Loup Sauvageという血統構成から、
距離が持つ可能性は十分にあります。(2000m以上を1回も使ってないし買いにくいのは買いにくい)

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